学生、教員の活動

IoTシステムの開発

| 投稿者: tut_staff

こんにちは、電気電子工学科の天野です。

現在、食と農の未来研究センターの農業IoTテーマに関連してIoTシステムを開発中です。

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大学院生RAのAさんのおかげでサーバーも格好のよい状態が構築できました。これまでにも動いてはいたのですが、せっかくならばと欲を出しまして、サーバー側のプログラムを一新し、多様な子機に対応できるように書き直しました。

これまで利用していなかったライブラリを利用することもあって、いまいち落としどころがわからなかったのですが、GitHub CopilotとCHATGPTの助けを得ることで短時間で実装できました。これまでであればサンプルコードやエラーメッセージを元にWeb検索してヒントを探しながらの地道な作業となるところを、AIチャットの利用でその時間を大幅に短縮できた形です。

最終的にAIチャットを使うことでより高度なプログラムを実現できるようになってもらいたいというのがプログラミングの演習科目の担当教員としての私の立場です。それはこういうことなんだと少しでも伝わればよいなと思ってこのブログにしました。

ちなみに、この実装が進むことで回路の不安定な部分も判明したので、この試みはシステム全体にとっても非常に有益でした。回路とプログラムがセットでIoTデバイスとして成り立つのは電気電子工学科での学びの一つの側面と同じではないでしょうか。

 

鹿とのふれあい

| 投稿者: tut_staff

こんにちは、電気電子工学科の天野です。

唐突ですが私は日野市の出身です。日野市といえば2024年は「鹿」に注目した話題のアニメが放送されました。次女も歌をときどき口ずさんでいました。私が通っていた小学校への道や覚えのある場所が何カ所もそっくりな場所が映像化されていてワクワクしました。だからというわけではありませんが、先日、奈良公園へ行ってきました。

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奈良公園で卒研生たちと鹿のデータを計測してきました。上の写真は計測に協力してくれた鹿のうちの1頭です。鹿たちはとてもかわいいのですが、アグレッシブに鹿せんべいを要求する様、きちんとカメラ撮影には付き合ってくれる行動、どうやら鹿の間にも微妙な力関係があるらしい様子などは生きる力を感じさせるものでした。

わざわざ奈良公園まで行かなくてもと思われるかも知れません。実は学生たちはこれよりも前に、多摩動物公園(これも日野市)にも行っていて、動物園で檻や柵越しにできる撮影は済ませています。詳細はもちろん書けないですが、鹿の様々な方向・角度・距離のデータが必要なテーマが幾つかあって、それを大量に蓄積することが今回の主要な目的でした。

よいデータはよい実践的な研究に不可欠です。ここから最後のデータ分析を経て素晴らしい卒業論文にまとまるものと思います。

 

IMFEDK2024 Kyotoに参加

| 投稿者: tut_staff

こんにちは、電気電子工学科の木村です。

2024年11/22()に大学院修士2(発表当時)の佐藤巧征さんがIEEE(米国電気電子学会:様々な電子機器の規格を決めている機関)の日本支部が主催する国際会議IMFEDK (International Meeting Future Electronic Device, Kansai) 2024, Kyotoで口頭発表を行ってきました。

英語は苦手でしたが、がんばって発表15分、質疑応答5分をすべて英語でやり通しました。大変頼もしく感じました。

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八王子市役所にて(食と農の未来研究センター関連)

| 投稿者: tut_staff

こんにちは、電気電子工学科の天野です。

食と農の未来研究センター関連で先日、八王子市役所を訪問しました。

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私自身が八王子市民なのですが、多くの用事は八王子駅に隣接する南口総合事務所で済んでしまうため、市役所を訪問するのは15~20年ぶりぐらいではないかと。もちろんそれも市民としての手続きで1階で完了したので、上方階に上がるのは初めてのことでした。

食と農の未来研究センターの中で、工学部が中心に取り組んでいる農業IoT分野では地元の農業に有用性のある研究を目指しています。いろいろなご意見を頂戴しながら進めていくところです。

 

タイ・タイ国立科学技術開発庁、マヒドン大学、カセサート大学、タンマサート大学が来校

| 投稿者: tut_staff

こんにちは、電気電子工学科の荒川です。

2024年10月12日に東京工科大学工学部に、タイのNational Science and Technology Development Agency (NSTDA)、Mahidol University、Kasetsart University、Thammasat University、元工学院大学工学部長の橋本先生の7名が訪問されました。江頭工学部長より大学と工学部について紹介しました。そのあと、大学の研究設備であるバイオナノテクセンター、日本庭園、電気電子工学科のクリーンルームを見学しました。

先端電子デバイス研究室では、中払教授よりシリコンに代わる新しい半導体材料としてグラフェンや遷移金属ダイカルコゲナイドといった2次元物質の特徴を最大限に活かした最先端の電子デバイスを開発について紹介しました。

バイオ計測工学研究室では、荒川よりヘルスケアIoTを指向したセンシングデバイスに関する研究としてマウスガード型バイオセンサやイメージング装置について紹介しました。今後の国際連携や共同研究などにつながることが期待されます。

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紅華祭で研究室紹介しました

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こんにちは、電気電子工学科の坪川です。

10/13、10/14の2日間、紅華祭(八王子キャンパス大学祭)が開催されました。

毎年、紅華祭ではネットワークコラボレーション研究室を公開し、地域の方や高校生、社会人、OBの方に訪れていただいています。今年は2日間で約100名と過去最多の方にご来場いただけました。

研究室の4年生が、AIやIOTを活用した自分の研究デモンストレーションを行い、実際に来場者の方に体験してもらいました。社会人の方やOBからは、感心していただくことも多い中、厳しい意見もあり、4年生は笑顔と冷や汗が入り混じる光景となりました。外部の方に見ていただくことで、多くの事に気づかされ4年生には貴重な経験となったことと思います。

ご来場いただいた皆様に感謝するとともに、また来年の紅華祭でも公開しますので、 よろしくお願いします。

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実践工学プロジェクト演習「農業IoT製品改良プロジェクト」実施報告

| 投稿者: tut_staff

こんにちは、電気電子工学科の天野です。

この夏に実施していた実践工学プロジェクト演習「農業IoT製品改良プロジェクト」を完了しました。その活動を大学Webに掲載しました。

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短期間でしたが製品改良案をまとめました。一部回路設計も行いました。最後には先方の社長へプレゼンテーションをして終えました。

[後日談]

設計してもらった回路をPCB(プリント基板)化する発注をしてありましたが、先日それが届きました。

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ユニバーサル基板でも動くとは言え、こうしてPCB化してみると達成感も一段と増します。PCBを見に来た学生も嬉しそうでした。

 

静的審査に合格し学生フォーミュラ本戦参加が決定。決起大会を開催しました。

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こんにちは、電気電子工学科の高木です。

2021年度から学生フォーミュラを目指し、電気時自動車(EV)の設計・試作を続け、2年半が経過しました。今年度3回目のエントリーで、静的(書類)審査とシェイクダウン証明に合格し、本戦出場が決まりました。

プロジェクト開始の2021年度は、車体・電装系ともに設計だけで時間が過ぎてしまい、エントリーはしたものの静的審査で不合格となりました。また、この年はコロナ禍ということもあり、現地での大会も中止となりました。

2022年は、車体フレームの枠組みとモータを駆動できるところまで作業が進みましたが、静的審査は不合格となりました。コロナが少しずつ収束し、現地開催が再開されたこともあり、最終日の前日に車体と電装部品を持ちこみ、現地で車検アドバイスを受けました。

2023年は、念願の静的審査には合格し、サスペンションやステアリングを含めた車体が完成しました。しかしながら、提出締め切りに日になってもEVは動かず、本戦出場はできませんでした。

その後も作業を続け、2024年の3月に人を乗せた試走に成功しました。車体フレームと電装系に改良を加え、7月末には静的審査、シェイクダウン証明ともに提出し、審査合格となりました。

今後は本戦で車検に合格し、現地走行につなげようと8月8日には決起大会(懇親会)を開催しました。新入生も増え、本戦に向けた活動を続けています。

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実践工学プロジェクト演習「農業IoT製品改良プロジェクト」

| 投稿者: tut_staff

こんにちは、電気電子工学科の天野です。

工学部では今年度から実践工学プロジェクト演習という新科目を設置しています。この科目は通常のカリキュラムから少し離れて、研究や実践などを1年生から経験することができるようにするものです。

実は年度初めには予定していなかったのですが、この夏期に「農業IoT製品改良プロジェクト」を実施することにしました。昨日その説明会を実施し、4名の1年生が参加する形でスタートすることが決まりました。

このプロジェクトは「食と農の未来研究センター」の活動に関した内容になります。製品に対して特定の条件に向けた改良案を策定します。その改良案は実際の製品に反映します。

科目としてもそうですが、内容的にも初めての試みなので、どんな風に進行するかわかりません。先が見えない内容に取り組むというのは通常のカリキュラム科目では難しいですが、こういう実践・研究的な科目なら挑戦可能です。むしろそういった試行錯誤の中でこそ学べることも多いと期待しています。

 

リスキリング講座の試行

| 投稿者: tut_staff

こんにちは、電気電子工学科の天野です。

工学部では2024年度後期に再度のリスキリング講座に取り組みます。その説明会を実施しました。

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リスキリング講座は社会人に新たな学びの機会を提供するものです。試行ということで参加いただく企業はまだ限定的ですが、来年度から正式に開始することを目指しています。

昨年度の試行から改善・追加の施策も考えており、参加企業だけでなく在校生にとっても有益なリスキリング講座として実現することを目指しています。

 

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