学生、教員の活動

静的審査に合格し学生フォーミュラ本戦参加が決定。決起大会を開催しました。

| 投稿者: tut_staff

こんにちは、電気電子工学科の高木です。

2021年度から学生フォーミュラを目指し、電気時自動車(EV)の設計・試作を続け、2年半が経過しました。今年度3回目のエントリーで、静的(書類)審査とシェイクダウン証明に合格し、本戦出場が決まりました。

プロジェクト開始の2021年度は、車体・電装系ともに設計だけで時間が過ぎてしまい、エントリーはしたものの静的審査で不合格となりました。また、この年はコロナ禍ということもあり、現地での大会も中止となりました。

2022年は、車体フレームの枠組みとモータを駆動できるところまで作業が進みましたが、静的審査は不合格となりました。コロナが少しずつ収束し、現地開催が再開されたこともあり、最終日の前日に車体と電装部品を持ちこみ、現地で車検アドバイスを受けました。

2023年は、念願の静的審査には合格し、サスペンションやステアリングを含めた車体が完成しました。しかしながら、提出締め切りに日になってもEVは動かず、本戦出場はできませんでした。

その後も作業を続け、2024年の3月に人を乗せた試走に成功しました。車体フレームと電装系に改良を加え、7月末には静的審査、シェイクダウン証明ともに提出し、審査合格となりました。

今後は本戦で車検に合格し、現地走行につなげようと8月8日には決起大会(懇親会)を開催しました。新入生も増え、本戦に向けた活動を続けています。

Goukakushou Konshinkai

 

実践工学プロジェクト演習「農業IoT製品改良プロジェクト」

| 投稿者: tut_staff

こんにちは、電気電子工学科の天野です。

工学部では今年度から実践工学プロジェクト演習という新科目を設置しています。この科目は通常のカリキュラムから少し離れて、研究や実践などを1年生から経験することができるようにするものです。

実は年度初めには予定していなかったのですが、この夏期に「農業IoT製品改良プロジェクト」を実施することにしました。昨日その説明会を実施し、4名の1年生が参加する形でスタートすることが決まりました。

このプロジェクトは「食と農の未来研究センター」の活動に関した内容になります。製品に対して特定の条件に向けた改良案を策定します。その改良案は実際の製品に反映します。

科目としてもそうですが、内容的にも初めての試みなので、どんな風に進行するかわかりません。先が見えない内容に取り組むというのは通常のカリキュラム科目では難しいですが、こういう実践・研究的な科目なら挑戦可能です。むしろそういった試行錯誤の中でこそ学べることも多いと期待しています。

 

リスキリング講座の試行

| 投稿者: tut_staff

こんにちは、電気電子工学科の天野です。

工学部では2024年度後期に再度のリスキリング講座に取り組みます。その説明会を実施しました。

2024072901

リスキリング講座は社会人に新たな学びの機会を提供するものです。試行ということで参加いただく企業はまだ限定的ですが、来年度から正式に開始することを目指しています。

昨年度の試行から改善・追加の施策も考えており、参加企業だけでなく在校生にとっても有益なリスキリング講座として実現することを目指しています。

 

研究室発表風景

| 投稿者: tut_staff

こんにちは、電気電子工学科の坪川です。

電気電子工学科では、毎年夏休み前の8月に中間発表会を行います。

中間発表会では、各自が取り組んでいる卒業課題について、社会的な必要性、現在どのような課題があるか、どのような手法で解決しようと考えているかを中心に発表します。研究室では、約1カ月後に迫っている中間発表に向けて、自分自身が進めているテーマについて発表してもらいました。他の学生への発表を行うことで、自分自身の説明が正しく伝えられているのか、他の学生の疑問に答えることができるのかを確認しています。4年生前期の大きなイベントですので、みんな是非頑張って欲しいと思います。

Photo_20240701102601

多くの新メンバーが加わり学生フォーミュラ本戦出場に向け精力的に活動

| 投稿者: tut_staff

こんにちは、電気電子工学科の高木です。

2021年から始まった戦略的教育プログラム「AIデジタル設計・新材料活用モノ作り」(EVプロジェクトⅡ)では、学生フォーミュラの本戦出場を目指しています。毎年9月に開催される学生フォーミュラは、各大学が自動車を試作し、設計、走行性能、コスト面などから自動車の完成度が評価され、工学部競技の最高峰となっています。東京工科大学は、工学部の3学科が居力して2021年度からEV部門での参加を目指しています。

学生フォーミュラの本戦出場には、高いハードルがあります。車体の構造設計とEVのモータを駆動する電気回路設計の2種類の設計審査に合格し、人の乗ったEVの走行動画(シェイクダウン証明)を提出する必要があります。昨年は設計の審査に合格し、EV部門に参加の23チームの中で16位となり、プロジェクト開始後、初めての成績順位を獲得しました。

4月には新入生ガイダンスや学部交流会などを通して、EVメンバーを募集しました。積極的にPRしたこともあり、4月には新たに20人を超える1年生がプロジェクトに加入し得くれました。昨年度までは電気電子工学科の学生が大半でしたが、今年度は機械工学科の学生も多く、応用化学科の学生も加わってくれました。多くの1年生が加わった体制で、愛知県の中部国際空港(セントレア)に隣接するAichi Sky Expoで開催される学生フォーミュラ2024の本戦参加を目指します。

_1

卒業研究で必要な電子部品を秋葉原に買いに行きました

| 投稿者: tut_staff

こんにちは、電気電子工学科の前田です。

前田研究室の卒業研究では研究テーマによっては電子回路の設計や作製が必要になります。そこで卒研講師の先生や大学院生が卒研生を連れて秋葉原に電子部品を買いに行きました。

秋葉原は、アキバ、AKIBAなどの略称で呼ばれ、今やアニメやメイド喫茶のイメージが強い街ですが、実は元々は半世紀以上前から電子部品店のメッカとして有名でした。現在においてもその名残が残っており、目立たないながらも多数の電子部品店が存在しています。

Akiba1_20240627191101 Akiba2

単に電子部品を購入するとはいえ、無数に販売されている電子部品の中から自身の回路作製に必要な電子部品を探して購入するためには、豊富な経験や専門的な知識やノウハウが必要不可欠です。今回の電子部品購入でも、卒研講師の先生や大学院生からデバイス特性を比較しながら電子部品を選定する方法、さらには生産終了となった電子部品の見つけ方等のアドバイスもいただき、卒研生は卒業研究に必要な電子部品を秋葉原で無事に揃えることができました。

ベトナム・ホーチミン市工業大学に訪問

| 投稿者: tut_staff

こんにちは、電気電子工学科の黒川です。

6月19日から22日の日程で工学部との提携を結んでいるIndustrial University of Ho Chi Minh City(IUH)を工学部の教員3名で訪問しました。

今回の主な目的は8月〜9月に予定しているホーチミン市でのインターンシップ、サイエンスコミュニケーター活動、10月に予定しているIUH学生の本学訪問についての打ち合わせでした。その他、いくつかの学部の先生方と今後の連携に関するディスカッションを行いました。

なかなか打ち合わせが盛りだくさんでタイトなスケジュールでしたが、多くの人と話すことができて良い出張でした。

サイエンスコミュニケーター活動はIUHの学生と東京工科大学の学生がチームを組んでホーチミン市の高校生や中学生を対象に科学実験教室を行うという活動です。このイベントは昨年(2023年12月)にも実施しましたが、現場では英語とベトナム語が飛び交う感じで、活気あふれるとても楽しいイベントでした。詳細は以下のリンクからぜひご覧ください。

ホーチミン市はとても活気のある街でまた8月に訪問するのが今から楽しみです。

地域連携課題の最終発表会 受賞式の様子

| 投稿者: tut_staff

こんにちは、電気電子工学科の坪川です。

電気電子工学科の3年生の「地域連携課題」という授業を担当しています。この授業では、八王子市の様々な課題を自分たちで取り上げ、実際に現地がどのような状況になっているのか取材したり、現地に確かめに行きます。その現地調査した結果から、学生自身が取り組める解決策を考え、地域貢献の可能性を模索するSDG's授業です。例えば、地域のフードロス問題や防災対策、地域の活性化など、電気電子工学科とは一見何の関係もなさそうな問題にも自ら取り組んでいます。

今期は、高尾山のポイ捨て対策について取り組んだグループが投票数1位を獲得しました。1位のグループ、おめでとう!

Q1

卒業生の米澤さんが「電気学術女性活動奨励賞」を受賞しました

| 投稿者: tut_staff

こんにちは、電気電子工学科の高木です。

電気学会の東京支部では、「東京支部管内の学校で電気工学を修めた優秀な女性学生会員を表彰する制度」を設けています。

電気電子工学科 卒業生の米澤理沙さんは、3年生の卒業課題からコイルが巻かれるモータコアの損失とモータ効率の関係に関心を持ち、この分野の文献調を始めました。この結果、モータコアはモータの出力効率に大きな影響を与え、低損失なケイ素鋼板、アモルファスコアの適用が検討されていることが分かりました。

4年生の卒研では、通常のケイ素鋼板、低損失なケイ素鋼板、アモルファスでのモータ効率を電磁界シミュレーションJMAGで計算しました。モータコアの損失とモータ効率との関係を定量化することができました。さらに、低損失コアと通常コアのモータを試作し、出力効率を測定し、低損失コアの優位性を実証することに成功しました。

文献調査、シミュレーション、実験の3段階を通して、モータコアの損失と出力効率との関係をしたことに対し、電気学会から「電気学術女性活動奨励賞」が授与されました。

_dsc00405

グラフェンコンテスト

| 投稿者: tut_staff

こんにちは、電気電子工学科の中払です。

当研究室では2次元物質を研究対象としています。そこで、4年生の皆さんの卒業研究の第一歩として、代表的な2次元物質であるグラフェンの機械的剥離法(スコッチテープ法)を習得して、作ってもらったグラフェンの中から優秀作品を選出する“グラフェンコンテスト”を行いました。

選考のポイントは、1) 単原子層であること、2) 面積が大きいこと、3) 単原子層の領域の周囲に多層グラフェンができるだけ接していないこと、の3点です。

4年生の皆さんは初めてのスコッチテープ法の体験でしたが、とてもよい作品が出来上がりました。どれも甲乙付け難いなかで、下記の4枚を優秀作品に選出しました(順不同)

出川君の作品             石川君の作品

DI

名取君の作品             谷口君の作品

NT

優秀作品の皆さんには、豪華なささやかな賞品が贈られます。おめでとうございます!

 

より以前の記事一覧