卒業生の米澤さんが「電気学術女性活動奨励賞」を受賞しました
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こんにちは、電気電子工学科の高木です。
電気学会の東京支部では、「東京支部管内の学校で電気工学を修めた優秀な女性学生会員を表彰する制度」を設けています。
電気電子工学科 卒業生の米澤理沙さんは、3年生の卒業課題からコイルが巻かれるモータコアの損失とモータ効率の関係に関心を持ち、この分野の文献調を始めました。この結果、モータコアはモータの出力効率に大きな影響を与え、低損失なケイ素鋼板、アモルファスコアの適用が検討されていることが分かりました。
4年生の卒研では、通常のケイ素鋼板、低損失なケイ素鋼板、アモルファスでのモータ効率を電磁界シミュレーションJMAGで計算しました。モータコアの損失とモータ効率との関係を定量化することができました。さらに、低損失コアと通常コアのモータを試作し、出力効率を測定し、低損失コアの優位性を実証することに成功しました。
文献調査、シミュレーション、実験の3段階を通して、モータコアの損失と出力効率との関係をしたことに対し、電気学会から「電気学術女性活動奨励賞」が授与されました。
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