大学院2年の鬼塚さんとカナダの国際学会で学会発表しました
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こんにちは、電気電子工学科の高木です。
学生・大学院時代を通して、海外の国際学会に参加するのは、世界の学会レベルを知るうえでとても重要な体験と考えます。高木研究室では、大学院生に海外での学会発表を推奨してきました。東京工科大学に工学部が設置された2015年に入学した高橋さんが大学院2年生となるタイミングで、中国の南京で開催される国際学会への参加を勧めました。しかしながら、コロナの影響で日本からのオンラインとなりました。その後も、国際学会にエントリーするものの、コロナのためオンライン発表が続きました。
コロナのワクチン接種が始まり、コロナ禍が落ち着き始めた2022年の12月、国際学会PEDSに原稿を投稿しました。そろそろ、海外で開催される国際学会に参加できるのではと考えました。4月には、投稿原稿が受理された旨の報告を受け、8月の学会に向け、データを積み上げてきました。
参加を申込んだ学会の正式名称は、IEEE International Conference on Power Electronics and Drive Systemsで、アメリカの電気学会IEEEが主催するパワーエレクトロニクスの学会です。略称は後半の単語の頭文字を並べてPEDS、開催年の2023を付けてPEDS2023と呼ばれています。
PEDS2023はカナダのモントリオールが開催地となり、ケベック大学高等工科大学(ÉTS)で、8月7~10日の日程で開催されました。鬼塚さんは排熱から電力を安定的に取り出す新しい回路について、高木は電気自動車に使わる永久磁石同期モータの電磁界と温度分布の計算について発表しました。ともに、会場から多くの質問が出て、熱い議論が交わされました。最後に学会発表を証明する証明書を、セッションのチェアーマンから授与されました。
「英語で発表したことも含め、とても有意義な体験だった」というのが鬼塚さんの素直な感想で、今後も国際学会での発表を続けていきます。また、国際学会で発表した排熱用の回路、モータの解析については、8月20日(日)のオープンキャンパスで展示しますので、是非、足を運んで下さい。
(2023/08/14 本記事の前に記事データが混在し間違った内容で前日に掲載していました。前記事を削除して改めて掲載しました)
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