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2022年9月

2022年9月29日 (木)

社内(学園内教職員対象)コンテストで受賞しました

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こんにちは、電気電子工学科の天野です。

先日、社内(学園内教職員対象)コンテスト的なデータ利活用に関するアイディア募集がありました。先日その結果発表として努力賞2件が選定されたとの発表がありました。そのうちの1件が私であったということで本日、理事長から賞を授与していただきました。

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選定理由をお聞きしたところ、内容が求められていた条件を(なんとか)満たしていたということでした。頑張って考えてまとめたアイディアでしたので、その内容が評価されたことはとても嬉しいところでした。

なによりコンテストにエントリーして結果が出るまでのハラハラ・ワクワク感といいますか、そういったところもとても楽しかったです。

正直に言えばアイディアを資料にまとめた後エントリーするまでにこんな内容では恥ずかしいかな、止めておこうと思わなかったわけではありません。それでもエントリーしたことでチャンスが生じ、楽しかったし、今回についていえばたまたま成果も得られました。これは学生の皆さんに天野もチャレンジしているよ? 皆さんもチャレンジしようよ、という話にできそうです。

2022年9月26日 (月)

卒研配属・進路説明会を実施しました

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こんにちは、電気電子工学科の天野です。

電気電子工学科では3年次後期の冒頭に研究室配属を行っています。これは科目でいえば3年次後期の創成課題、4年次の卒業課題I,IIを履修する研究室を決めるという意味合いになります。本日、その研究室配属と進路に関する説明会を実施しました。

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写真はその中で行った各研究室の紹介(写真は高木学科長の説明中)の様子です。

3年~4年には学部卒業と共に就職する学生にとっては就活の時期でもあり、研究室は卒研だけでなく就活指導の起点となります。大学院進学する学生にとっては3年後期からの3.5年間の所属先を決める重要なポイントとなります。

天野は電気電子工学科で卒研配属を担当すると共に就職委員、大学院工学研究科運営委員でもあるので、自分の研究室の紹介も加えて本日の説明は1人4役こなし、ちょっとドタバタとしました。

研究室配属は学部での学びの集大成ともなりますし、進路にも密接に関わります。十分な情報収集をして良い選択をしてもらえれば幸いです。

2022年9月20日 (火)

サステイナブル特別講義IIにおける卒業生による講義

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こんにちは、電気電子工学科の天野です。

本学大学院工学研究科サステイナブル工学専攻ではこの夏期にサステイナブル特別講義IIを開講しています。8月下旬に半分、今日明日それぞれ3,4限で残る半分を実施します。

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本日の第1部(3限)では高木研から電気電子工学科卒業・工学研究科修了のHさんに講義していただくことになっています。台風の影響が心配されましたが、今のところ無事に開催できそうで担当教員としては一安心しています。

在校生は聴講可能です。新規聴講の場合には掲示(写真ではぼかしてあるので現地 or 学内Web掲示からアクセス)にあるURLから登録してください。

2022年9月14日 (水)

[AI/IoT ブログ] 第10回: 半導体のプロセス開発を実験からシミュレーションに

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今日は、電気電子工学科の高木です。

 我々の身の周りには、スマホやパソコンなど半導体を使った製品が溢れています。こうした半導体は、設計通りの動作をさせるため、Si基板上に微細パターンを形成して製造されます。製造に関わる一連の工程は半導体プロセスと呼ばれ、その多くの工程にプラズマが使われています。

プラズマは、気体に高電圧を印加することで気体中の電子が原子・分子と衝突し、イオンや原子に分解されて生成されます。雷やオーロラは自然界で発生するプラズマです。分解されてできたイオンや原子は他の粒子との反応性が高く、短時間にSi基板表面に微細パターンを形成します。

ここで、微細パターンを形成するのに適したプラズマを生成するためには、実験により動作条件を適正化する必要があり、多く時の時間とコストが投入されています。これに対し、プラズマのシミュレーションとAIの一つである遺伝的アルゴリズム(AI/IoTの第5回)を使ったプラズマ動作条件の適正化を試みています。

まだ、プラズマモデルも単純で、適正化できるパラメータも限られていますが、プロセス条件を、遺伝的アルゴリズムとプラズマシミュレーションの組合せで適正化する仕組みを開発しました。さらに発展できれば、「プロセス開発は実験室でなく計算機で」となるかもしれません。研究の詳しい内容は、202212月に開催される国際学会International Symposium on Semiconductor Manufacturing (ISSM2022)で発表の予定です。

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