[AI/IoT ブログ] 第6回:ヘルスケア向けのウエアラブルセンサ
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今日は、電気電子工学科の荒川が担当です。
皆さんはどんなウエアラブルデバイスを身につけていますか? 代表的なウェアラブルデバイスの例として、腕時計のように手首に装着するスマートウォッチ、メガネのように装着するスマートグラス、スマートリングなどがあります。Apple社のApple watch やGoogle社のGoogle Glassはご存じの方も多いと思います。
現在はスポーツ、フィットネス、ヘルスケア向けの機能をもった心拍数モニターや心拍数などのヘルスケア機能に焦点をあてた製品もあります。最近では腕時計型のウエアラブル血圧計も発表されるなど、健康やヘルスケア向けの装置開発が世界中で進められています。
荒川研究室では、電気電子工学・生体計測工学を基盤としたセンサ・IoTの基礎研究において、ヘルスケア・医療診断分野への応用を目指した先端エレクトロニクスの研究を推進しています。生体由来の成分計測によるヘルスケアデバイスの創生、ヒューマンフレンドリーウエアラブルセンサの研究に取り組んでおり、「持続可能な社会」への貢献を目指した「サステイナブル工学」を実践しています。
2022年5月にこの20年ほどのウエアラブルバイオセンサについて世界動向をまとめたレビュー論文を国際共著で発表しました。ヒトに装着可能で、汗、唾液、涙液、生体ガスなどの体を傷つけずに(非侵襲)で測定可能なウエアラブルバイオセンサを紹介しています。オープンアクセスの論文ですのでどなたでも閲覧可能です。ご興味がございましたら是非ご一読ください。
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/tee.23580
7月17日のオープンキャンパスでは、電気電子工学科の研究室やプロジェクト紹介があります。興味のある方は、是非、オープンキャンパスにお越しください。
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