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2021年11月

2021年11月25日 (木)

模擬講義の様子

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こんにちは、電気電子工学科の天野です。

先日、模擬授業を行いました。八王子キャンパスに高校からご来訪いただいた皆様に午前中にメディア学部の川島先生が模擬講義を実施され、午後に私が担当しました。

私の研究しているインフラIoTに関連づけてセンサー・AI/機械学習といった事柄について説明しました。

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会場として講義棟Bを使用しました。左右対称に配置されている建物の一つで、大学側では講義棟Aの位置に相当します。講義棟Bは大学の普段の講義では使用しないのですが、講義棟Aと内部のレイアウト・設備が大きく違っていて新鮮でした。

 

2021年11月22日 (月)

電気自動車のコーナリング(操舵)を制御する研究を始めました

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こんにちは、電気電子工学科の高木です。


CO2の排出を減らし、低炭素社会を実現するため、エンジン車から電気自動車への移行が進んでいます。電気自動車は環境に優しいという側面の他にも、操作に対する反応が早いという特性があります。電気自動車に使われるモータはエンジンに比べその反応速度が100倍以上速くなります。


モータが高速に応答できる性能を使って、高木研究室では登り坂のスリップを抑制する方法を提案し、国際学会、論文発表を行ってきました。車輪の回転数を測定比較することで、車輪のスリップを検知し、スリップの発生とともにモータを停止する方法で、トルク関数制御と呼ばれる方法です。


トルク関数制御の優位性が確認されたことから、コーナリング(操舵)の制御に適用する検討を始めました。中国から来ている大学院生は、大学では機械工学を学んでおり、電気自動車の制御に興味をもっていたことから、彼がこの研究を担当しています。研究に着手しててから、EVカードのハード、ソフトの改造を終え、走行実験ができるようになりました。さらに、1回目の実験でスリップを含めた走行状態のデータが取得できることがわかりました。


今後、走行実験を繰り返し、トルク関数制御を使った制御の有効性を確認し、2022年3月に開催される電気学会 全国大会で研究成果を発表します。


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2021年11月18日 (木)

シンポジウム(学会講演会)での発表

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こんにちは、電気電子工学科の天野です。

土木学会 構造工学委員会 第2回 AI・データサイエンスシンポジウムにて天野研の修了生Kさんが発表を行いました。

小林さんは学士・修士一貫早期修了プログラムで学部+修士課程を1年短い5年間で終えた学生です。この3月に修了して就業していますが、本日は発表セッションへの参加を在職中の企業から認めていただきました。今回の許可を出していただくにあたりご尽力いただいた皆様、特別にご配慮をいただきありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。

発表内容はその卒業課題~修士研究の内容の総括といえる内容です。照明柱に生じるき裂が音伝播特性に変化を生じさせることに着目し、それを機械学習を用いて検出するといった内容でした。これは天野研としてはインフラIoT分野で2つ目の主要なテーマでもありました。

在学中に修士論文執筆後にその内容の主要部分を投稿論文にまとめ直して今回の発表に至りました。学士・修士一貫早期修了プログラムで研究期間が通常よりも短い中、たいへん苦労して成果をまとめました。最後にこういった形でアウトプットできたことは大変喜ばしいところでした。小林さん、お疲れ様でした。

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