« トルクメータの導入でモータ機械的評価・検証の研究を加速します | トップページ | 後期の時間割が決まりました〜実験・演習を中心に対面授業を行います〜 »

「エンジニアの悩みを解決 パワーエレクトロニクス」が出版されました

| 投稿者: tut_staff

こんにちは、エネルギー応用研究室の高木です。

2年ほど前から執筆を始めた著書「エンジニアの悩みを解決 パワーエレクトロニクス」が完成し出版されました。卒業課題や大学院での研究活動に活用します。

パワーエレクトロニクス(略してパワエレ)は、電気エネルギー(パワー)をパワーデバイスと電子回路(エレクトロニクス)で制御する技術体系です。スマホの充電器、太陽光発電、電気自動車など、あらゆる電気電子機器に使われています。2年前に出版した「これでなっとく パワーエレクトロニクス」では、パワエレ回路とモータ駆動、計測技術の入門編を取り上げました。この本は、分かり易いということで、続編を希望する意見をいただきました。

そこで、パワエレ技術を構成するもう一つの大きな技術体系である「パワーデバイス」と、最も注目されている応用分野の「電気自動車」について取り上げました。執筆は、パワーデバイスを高木が、計測を岩崎通信(株)の長浜先生が担当しました。電気自動車関連につきましては(株)パワーエレアカデミーの服部先生(執筆当時)に取りまとめていただき、名古屋大学の今岡先生、長岡モーターディベロップメント(株)の佐藤先生、KOA(株)の平沢先生、ルビコン(株)の向山先生に執筆協力いただきました。

電気自動車の章を充実させるため、2019年の3月には奈良県にある(株)パワーアカデミーで、研究室修士1年の平山君にも協力してもらい、ハイブリッドカープリウスの動作特性の測定、解体調査も行いました。コンデンサ、インダクタンス、抵抗については、メーカの先生に執筆いただき、原理から設計手法までを記載した実用的な内容としました。卒業課題や大学院での研究活動で、広く活用していきます。

2_20200821110401

« トルクメータの導入でモータ機械的評価・検証の研究を加速します | トップページ | 後期の時間割が決まりました〜実験・演習を中心に対面授業を行います〜 »

学生、教員の活動」カテゴリの記事