こんにちは、電気電子工学科の高木です。
2020年2月19、20日に、サステナブル・ブランド国際会議2020横浜(SB 2020 Yokohama)が、横浜市のパシフィコ横浜会議センターで開催されました。企業者や教育機関が、SDGs「持続可能な世界」に向けた取り組みを紹介しました。東京工科大学からは、電気電子工学科4年生の鈴木正吉君が「サステイナブル工学を学んで」というタイトルで、東京工科大でのサステイナブル工学の学びや体験、将来の目標について発表しました。会場の居室では立ち見が出るほどの盛況で、鈴木君の発表にも多くの質問が寄せられました。
サステイナブル(持続可能)な社会を実現するため、2015年9月に国連サミットで17のゴールと169のターゲットからなる国際目標が採択されました。これが、SDGs(Sustainable Development Goals)で、地球環境の保全と利用のバランスと、自然の共存が実現できた「持続可能な世界」を目指しています。東京工科大学では、工学におけるサステイナブルを学ぶための科目として、4年間の講義、演習からなるサステイナブル工学を特徴あるカリキュラムとして学びます。
サステナブル・ブランド国際会議は、こうしたSDGsの取り組みを企業や教育機関が発表・ディスカッションする会議です。昨年度までは企業中心でしたが、今年度から教育機関からの参加も増えました。鈴木君が発表したのは、20日の「未来の“地域”を作り、“GOOD LIFE”をつくる私たちの学び」のセッションでした。小学生から大学院生までが、SDGsに関連する自分自身の体験を、発表するプログラムです。
鈴木君は、自己紹介、東京工科大学でのサステイナブル工学、サステイナブル工学を学んで気づいた3つのこと、将来の目標の順に報告しました。就職が決まっているヤマハ発動機で、低速運転車、無人走行車両の研究開発取り組みいというのが将来の目標です。低速運転車は、高齢化が進んだ地域の移動手段として「持続可能なまちづくり」に、無人走行車両は、農業の省力化や自動化を通して「持続可能な農業」に貢献したいとまとめました。パネリストの横浜市立日枝小学校 住田校長や会場の参加者から、サステイナブル工学や将来の目標に対して高い評価を受けていました。
