アドバンス版パワーエレクトロニクスの執筆進んでいます
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こんにちは、エネルギー応用研究室の高木です。
東京工科大学でのパワーエレクトロニクス(以下、パワエレ)の講義に合わせ、
2017年7月にコロナ社さんから「これでなっとく パワーエレクトロニクス」を出版しました。
パワエレの回路からモータ駆動までと、重要な計測手法について1冊にまとめました。
この本の続編として、専門性を高めた「エンジニアの悩みを解決する パワーエレクトロニクス(仮題)」を企画しており、
執筆が順調に進んでいます。前著で十分に記述できなかったパワーデバイスの原理と、
デバイスを回路に適用するエンジニアリングについて詳しく説明します。
また、パワエレの応用例として、太陽光発電、熱電発電、LED電源など、東京工科大学の大学院の講義内容も掲載の予定です。
計測関係は、前著と同じ岩崎通信機(株)の長浜氏に協力いただき、
インバータ回路やモータ動作など代表的な事例を取り上げ、測定ノウハウについて紹介してもらいます。
そして、今回のテキストの最大の特徴は、実際の電動自動車で測定したインバータユニットの動作特性の掲載です。
2019年の3月に著者らが集まって実測した内容で、(株)パワーエレアカデミーの服部氏が執筆を担当します。
今後は、7月中に1次原稿を仕上げ、9月までに全体の統一などを含めた最終原稿を作成します。
校正を経て、2020年3月の出版を目指しています。