海の上の風力発電
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こんにちは、電気電子工学科の新海です。
ゴールデンウィークを利用して千葉県銚子市の風力発電所を見学してきました。
このエリア、風が比較的強く一定しているので、風力発電のメッカになっています。
写真は屏風ヶ浦風力発電所の風車です。
風車の直径が70.5m、回転軸の高さが65.0mです。
壮観です。
これくらいの風車だと一台の発電量は1500kWくらいです。
ただ、これは風速10m/sの場合です。
年間で平均すると400kWが実力のようです。
一般家庭800件分くらいでしょうか。
電力会社の大きな火力発電機1台の1000分の1くらいなんですね。
風力発電は、供給不安定性・低周波騒音・自然環境への影響・コストなど
技術の力で解決しなければならない課題はいろいろあるのですが、
今後の重要な発電方法の一つであることは間違いありません。
もう一つ、風車の写真です。
日本初の洋上風力発電所、銚子沖合風力発電所です。
陸上からの写真では小さすぎるので
NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の写真をお借りしました。
風車直径92mでさらに大きなものです。
風速10m/sで発電量2400kW。
風がより強く安定している海の上に立てているわけですね。
陸から沖合に3.1㎞のところにあります。
発電した電気は海底ケーブルで陸まで運びます。
ここは、交流送電ですが、今後は直流送電を使うことが多くなりそうです。
直流送電の話はまた別の機会に。。。
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