リバースエンジニアリング ハイブリッドカーを解体(1)
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こんにちは、エネルギー応用研究室の高木です。
3月25~26日の2日をかけて、本物のハイブリッドカーを解体し、パワーエレクトロニクス関連のインバータ、モータ、バッテリについ調べました。当日は、岩崎通信機(株)の長浜様、(株)パワエレアカデミーの服部先生、(株)コロナ社の松岡様、東京工科大学の3年生の平山君と高木の5名が参加しました。この取り組みを2回に渡って報告します。
実際の製品や試作品を入手し、分解・調査して技術を調べる手法はリバースエンジニアリングと呼ばれています。ライバルメーカの製品を調査したり、新しい技術分野に参入したりする時の事前調査として使われています。
高木研究室では、電気自動車で使われているインバータ、制御、回生回路、蓄電池などの研究を行っていますが、実際の自動車に搭載されているパワートレインの分解・測定をしたことはありませんでした。
昨年の秋、コロナ社さんからのご提案で、学部から大学院向けにパワーエレクトロニクスの本を執筆することになりました。この中で、パワエレアカデミーの服部先生に電気自動車の部分を依頼したところ、実際のハイブリッドカーを解体・調査する案が出ました。その後、服部先生のご尽力で、廃車直前のハイブリッドカーを入手していただけました。
調査日は3月25、26日、場所はパワエレアカデミーのある奈良県と決まりました。近鉄田原本駅に、やる気満々のメンバーが集まりました。東京工科大学からは、高木と自ら志願した3年生(現4年生)の平山君が立派な工具箱を携えて参加しました。
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