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チェコで開催された国際学会に参加-世界遺産プラハ

| 投稿者: tut_staff

こんにちは、エネルギー応用研究室の高木です。

前回、国際学会に参加したことを書きましたが、今回は少し軽い内容です。

国際学会に参加すると初日は午後からだったり、最終日が午前中までだったりして、観光する機会もあります。また、会議は夕方5時前後には終わるので、夜景を見に行くこともできます。

そんなわけで、チェコの首都プラハの観光スポットを紹介します。

世界史に書かれているように、ヨーロッパではローマ帝国の勢力が衰えると、ゲルマン民族の大移動によりポルトガルからドイツに及ぶ広大なフランク王国が誕生します。これが、9世紀には、スペイン王国、西フランク王国、東フランク王国に分裂します。さらに、ドイツのもととなる東フランク王国は、10世紀に神聖ローマ帝国となります。

この頃、チェコの地にはチェック人の王国、ボヘミア王国ができます。ボヘミアン王国は11世紀に神聖ローマ帝国に編入され、14世紀からはドイツ人の王に支配されます。しかしながら、ボヘミア王のカレル4世は、1347年に神聖ローマ帝国の皇帝に選出されます。ボヘミア王が皇帝となったことで、プラハは神聖ローマ帝国の中心地として大いに栄えます。この頃、現在のプラハの骨格ができあがりました。

プラハの街には、カレル4世時代に建造が始まった建物が多く残っています。その代表となるがプラハ城にある聖ヴィート教会とカレル橋です。聖ヴィート教会はゴシック様式の壮麗な教会で、巨大な建物です。

中に入るとその空間の大きさに圧倒されます。周囲のステンドグラスや、2tもの銀を使った聖ヤン・ネポムツキー墓碑は驚きです。この教会の改築が始まったのがカール4世の時代で、最終的に完成したのは20世紀に入ってからです。

プラハ城は街を見下ろす高台に立ち、そこからカレル橋までは王に仕えた貴族の建物が並び、中世の街並みが残っています。カレル橋は14世紀後半から15世紀初めに建造され、橋の両側には30体の彫像が並んでいます。何度かの洪水にも耐え、600年近くも健在な橋です。プラハ城からカレル橋まで歩けば、輝かしい中世ヨーロッパに浸ることができます。

そして、もう一つ、プラハの夜景はとてもきれいです。カレル橋からは幻想的なプラハ城が見え、多くの観光客でにぎわっています。

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