早期一貫プログラムの3年生の学会発表(発表編)
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こんにちは、電気電子工学科の高木です。
電気学会での発表ブログの2回目です。(1回目のブログ)
発表申し込みをし終わったところで、最適化アルゴリズムをモータ回路モデルに組み込み始めました。モータの回路モデルには、パワーエレクロトニクス用の回路シミュレータPSIMを使いました。
簡単だろうと考えていましたが、最適化アルゴリズムの計算に必要なパラメータの値が呼びだせなかったり、トルクの外乱を加えられなかったり、など問題が噴出しました。
最終的には、モータの回路モデルをトルク制御から速度制御へと変更し、最適化アルゴリズムのソフトを何度も書き換えました。これにより、最小の電力で動作させる仕組みを作ることができました。
しかし、当初の考えからは大きく離れ、いろいろ手を加えたため、発表内容に対する不安が多く残りました。
電気学会の全国大会は、福岡県の九州大学 伊都キャンパスで開催されました。発表は永久磁石同期モータ(PMSM)のセッションでした。PSMSは電気自動車用モータとして期待されており、電気学会の中で最も注目されているセッションです。約300人の大きな会場で、立ち見が出るほどの盛況となりました。
安藤君の発表は分かりやすく、堂々としていました。8分の発表時間に対し、やや短めの7分40秒程度で終わりました。
発表が終わると、座長の方から質疑を求めるアナウンスがあり、すぐに1名の方が挙手しました。どんな質問が来るか? 否定的な意見出ないことを期待しました。
そして、質問者からは、「大変、興味深い発表でした。一つだけ教えてください・・・」と。発表内容を称賛していただけるようなコメントをもらいました。
こうして無事に、学会は終わりました。3年後期という早いタイミングで、多くの専門家の前で、しっかりと発表をてくれた安藤君に感謝の言葉を送りたいと思います。
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