早期一貫プログラムの3年生の学会発表(申し込み編)
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こんにちは、電気電子工学科の高木です。
3年後期から研究室に配属された安藤君が、電気学会の全国大会で学会発表してくれました。初めての学会に向けた準備は大変でしたが、発表は大好評でした。そこで、発表の予稿を提出するまでと、それから発表当日の2回に分けてブログに掲載します。
東京工科大学では、やる気のある学生の能力を伸ばすことを目的に早期一貫プログラムを設けています。このプログラムでは、通常は学部4年と大学院修士2年の期間を、学部3.5
年と大学院1.5年間と短縮し、学部と修士課程の一貫教育します。早期プログラムでは3年後期から卒業研究が始まります。
3年の後期に安藤君が配属され、研究テーマを永久磁石同期モータ(PMSM Permanent Magnet Synchronous Motor)に決めました。東京工科大学がテーマとして掲げているサステイナブル工学と結び付け、最大効率でモータを駆動する制御する方法を研究することにしました。
毎週1回以上のミーティングを行い、進捗確認と次のステップへの取り組みを決めていきました。最適化手法アルゴリズムを用いて同じ電流値でのトルクを最大化し、これにより最大効率で駆動する制御方法を新たに開発することにしました。
最適化アルゴリズムは、目的とするパラメータを最大化あるいは最小化する手法で、いくつかの方法が提案されています。最初に、トルクを算出する簡単な数学モデルで、4種類の方法を評価し、ランダム山登り法と遺伝的アルゴリズム法がすぐれていることを確認しました。
全体像が少し見えてきたので、ここまでで一区切りして予稿を作成し、学会発表の申し込みをしました。安藤君も私も、この先は順調にいくだろうと楽観していました。(次回へ続く)
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