学生が電子デバイスの国際会議で発表しました
| 固定リンク
| 固定リンク
こんにちは、電気電子工学科の松永です。
今日は、東京工科大学 工学部 電気電子工学科1年生の授業風景について紹介します。東京工科大学工学部では、他の大学には無い独自の魅力ある人材育成教育を行っています。今日紹介する1年生の授業科目「フレッシャーズゼミ」もその一つです。
フレシャーズゼミは、単なる新入生教育に留まらず、グループワークにより工学技術や研究に関するポスターを製作し、プレゼンテーションを行います。今年のテーマは、「電気電子工学に関わる技術」。グループ(各5名)で興味ある技術・研究テーマを選び、まず、様々な方法で調査します。その中でも重要な位置を占めているのが、「電気電子工学科所属の教員へのインタービュー」。調査内容に一番詳しそうな教員を選び、アポイントメントを取って、実際にインタビューへ向かいます。事前準備を十分にした上でインタービューに臨む1年生の姿からは、緊張感が漂ってきます。
今日は、ポスター発表(プレゼンテーション)前の練習会です。電気電子工学科1年生の全グループが、各グループで製作したポスターを縮小版で持ち寄り、電気電子工学科の先生達を前に発表練習をしています。学生さんの初々しくもハツラツとしたプレゼンテーションに微笑む先生、叱咤激励する先生、厳しい質問をする先生もいれば、自分の専門分野の説明に夢中になる先生など様々な先生がいますね。
本番は7月19日(水)開催の、工学部ポスター発表会へ向け、みな熱心に取り組んでいます!このような取り組みを通じて、社会で必要とされる人材へと成長していくんですねぇ。
東京工科大学工学部の魅力あるカリキュラム「コーオプ教育」についてはこちらから。
| 固定リンク
こんにちは、電気電子工学科の高木です。
2015年に東京工科大学に着任し、3年生のパワーエレクトロニクス(以下パワエレ)の講義を担当することになりました。
講義の資料を作ろうと、図書館やネットでパワエレについて調べました。そして、パワエレの回路から講義を始め、誘導モータあるいは永久磁石同期モータを駆動するところまでを説明したいと考えました。発電された電気の約半分がモータで使用されており、両者は切り離せない関係にあるからです。
パワエレからモータという視点で詳しく調べましたが、出版されている本の多くはパワエレ回路かモータ駆動のどちらかに重点が置かれていました。両方をバランスよく書いている本は、なかなか見つかりませんでした。
そうした本が無いなら、自分で書いてみようと考え、コロナ社さんに提案したところ、引き受けて下さることになりました。また、もう一つ重要だと考えていたパワエレ計測については、岩崎通信機(株)さんが執筆してくれることになりました。
こうして、2015年8月から執筆を始め、2016年の7月に最初の原稿ができ、外部の先生のコメントをもらいました。さらに、英語表記を追記したり、新JIS記号に書き換えたり、用語を統一するなどの変更を加え、2017年の1月に原稿が完成しました、その後、3回の校正を経て、6月15日に「これでなっとく パワーエレクトロニクス」が出版されました。
やっと、やっとできたという感じです。
後期のパワーエレクトロニクスの授業では、この本を使ってパワエレ回路からモータ駆動までの講義を行います。皆さんの受講を期待しています。