人工知能を使って新しい風力発電をつくる
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こんにちは、電気電子工学科の新海です。 この写真、風洞の中で風車が回っています。風洞というのは一様で一定の速さの風を作り出す装置です。風車は発電機に接続され電力を生み出しています。
先日のオープンキャンパスの展示からもう一つご紹介します。
都市部でビル風などを利用して発電する新しい風力発電システムの開発を行っています。その中では、風車のブレード(羽)の3次元形状、風に対する特性、強度、発電特性、作りやすさなどを定量化してデータベースを作り、AI(人工知能)の一手法である機械学習やディープラーニンブを使ってより良い設計をする研究を行っています。機械学習は、プロ将棋士とAIの対戦などで話題になっていますが、設計に使うのはまだまだこれからです。
また、風車ブレードのような3次元形状を機械加工で製作すると、かなりの時間と費用がかかります。シミュレーションとともに、3Dプリンタを使って小さなブレードを製作し、実験で特性を効率的に取得するのにも挑戦中です。
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