« 2017年5月 | トップページ | 2017年7月 »

2017年6月

2017年6月30日 (金)

女子会~電気電子工学科と機械工学科の女子の集まり~

|

こんにちは、電気電子工学科の松永です。

八王子に来て初めての女子会を開催しました!

東京工科大学に勤務するようになって、初めての女子会を開催しました。しかも、電気電子工学科の女子学生6名と、機械工学科の女子学生4名と、私という、なんとも感慨深いメンバーで開催しました。

何が感慨深いかって?

大学生時代は、入学時一学年200名の電気系学科(電気、電子、通信、情報、知能情報の総合学科)において4名しかいなかった女子学生の一人として過ごし、大学院生時代からこれまで、ほどんど女性同僚のいない環境で勉学・仕事してきた私ですよ。そりゃあ、これだけの人数が集まる所属組織内の女子会なんて感慨深い以外のどういう表現ができます?(いろいろ書きたいことはありますが、今日はやめておきます(笑))

Gem1

本女子会の趣旨は、東京工科大学で開催しているオープンキャンパスの企画・実行委員会です。彼女たちが主体になって、魅力のあるオープンキャンパスを実現しようと、いろいろとアイディアを出し、企画を練ってくれました。どうやって
・工学部で学ぶことの楽しさ
・電気電子工学科や機械工学科の魅力
・電気電子工学科と機械工学科の違い
などを伝えるかについて、熱心に議論してくれました。

オープンキャンパスは、7月16日、8月6日、8月27日のいずれも日曜日に開催予定です。女子学生が自らの力で何かを成し遂げようとする姿を是非見に来てください!
高校生や、中学生の皆さんも、きっと有意義な時間を過ごすことができますよ!

2017年6月28日 (水)

コーオプ実習 前半グループと後半グループの引継ぎ会

|

こんにちは、電気電子工学科の高木です。

東京工科大学の工学部では、学生が企業で8週間の就業体験をするコーオプ実習を行います。学生の皆さん全員が、大学に来ることなく企業の一員として働き、就業後には給与も支給されという国内で唯一のカリキュラムです。

電気電子工学科の3年生は、前半(4月~5月)と後半(6月~7月)の2グループに分かれて実習を行っています。前半の学生66名は慣れない環境で緊張しながらも、無事に実習を終えて戻ってきました。長い通勤時間や遠方での宿泊勤務などこれまでにない経験した学生も多くて大変でしたが、皆さんご苦労さまでした。

これからは、後半の学生のコーオプ実習が始まります。

前半の学生が学んだ貴重な体験や役立つノウハウを後半の学生に伝えようと、69日には引継ぎ会を開催しました。久々に3年生全員が集まるということで、会場となったメディアホールは活気に溢れていました。同じ企業あるいは、同種・同職種の学生が4名以上で集まり、前半の学生が順番に実習体験を説明し、それに対して質疑を行うという形式で行いました。後半の学生は、仕事の内容や職場の人間関係、通勤の状況など熱心に聞いていました。

翌週の612日から後半の学生70名のコーオプ実習が始まっています。今後は、学生の実習状況と企業への挨拶を兼ね教員の企業訪問も始めます。

_20170609

2017年6月27日 (火)

女子会??

|

こんにちは、電気電子工学科の新海です。

2

写真のみなさんは、「女子による女子のための見学ツアー&交流会」の企画、真っ最中です。

このイベント、次回719日のオープンキャンパスから開催します。

工学部の電気電子工学科と機械工学科の学生が集まって盛り上がっています。この見学ツアー&交流会は彼女達の発案です。どんなイベントになるか楽しみです。

高校生の皆さん、ぜひ、オープンキャンパスに来て、彼女達のツアー&交流会に参加してみて下さい。

2017年6月23日 (金)

人工知能を使って新しい風力発電をつくる

|

こんにちは、電気電子工学科の新海です。

先日のオープンキャンパスの展示からもう一つご紹介します。

2

この写真、風洞の中で風車が回っています。風洞というのは一様で一定の速さの風を作り出す装置です。風車は発電機に接続され電力を生み出しています。

都市部でビル風などを利用して発電する新しい風力発電システムの開発を行っています。その中では、風車のブレード()3次元形状、風に対する特性、強度、発電特性、作りやすさなどを定量化してデータベースを作り、AI(人工知能)の一手法である機械学習やディープラーニンブを使ってより良い設計をする研究を行っています。機械学習は、プロ将棋士とAIの対戦などで話題になっていますが、設計に使うのはまだまだこれからです。

また、風車ブレードのような3次元形状を機械加工で製作すると、かなりの時間と費用がかかります。シミュレーションとともに、3Dプリンタを使って小さなブレードを製作し、実験で特性を効率的に取得するのにも挑戦中です。

1_3

2017年6月21日 (水)

ドローンへワイヤレス給電

|

こんにちは、電気電子工学科の新海です。

先日、オープンキャンパスが行われました。その時の研究展示の一つをご紹介します。

1_2

この写真何でしょうか?そうドローンです。ドローンの下に何かついているものわかるでしょうか。これは、ワイヤレス給電の受信器です。

ワイヤレス給電はケーブルやコネクタのなしで電力を送ることができる技術です。一部のスマホや電動歯ブラシなどでもすでに使われていますね。もっとパワーの大きいワイヤレス給電がいろいろと研究されています。

このドローン、写真右側の着陸ベースに着陸するとバッテリーに自動充電されます。一般的にワイヤレス給電ではコイルと磁界を用いることが多いのですが、ハイパワーになると重くなるので、ここでは高周波電界を用いる方式で軽量化しています。

2_2

この技術が完成すると、災害現場や原発事故現場、宇宙空間など、人が入りにくいところで作業するドローンの充電が簡単になります。

さらに、夢の技術は飛行中のドローンに直接に電力を伝送することです。それはまた別の機会に。

2017年6月20日 (火)

コーオプ教育世界大会

|

こんにちは、コーオプセンター長の戸井です。

6月5日から8日まで、タイのチェンマイで開催されたコーオプ教育等に関する世界大会に出席して来ました。正式名称は、WACE(World Council and Assembly on Cooperative Education) World Conference で、今回で第20回目となります。世界各国から1000人を超える参加者を得て盛大に開催されました。

1

冒頭、タイの文部大臣からご挨拶があり、タイは「Education to Employment」の考えのもとコーオプ教育を積極的に進めている、工場を学びの場とする(turn factory to teacher)ことにより工業国としての発展を目指すとの方針が示されました。ちなみに、タイには「コーオプ教育の日」というのがあり、今回のWACE Conferenceはこの日に合わせて開催されています。

2

分科会に分かれてのセッションでは、コーオプ教育発祥の地であるシンシナティ大学をはじめ、多くの大学、企業等から最新の取り組みの状況が報告されました。多くの大学から、大学単体のみならず他大学、自治体、あるいは企業と連携した大きなムーブメントへと発展させる取り組みが紹介されました。また、個々の技術分野ごとに、コーオプ教育において求められる知識やスキルを詳細に規定・評価しようとする取り組みなども紹介されました。何れにしても、世界各国がコーオプ教育を極めて重要な教育手法と考え、多くの組織・機関を巻き込んで多様な取り組みをしていることを改めて認識しました。

3_2

会議の合間には、タイの文化を紹介する催しや、タイ料理を堪能できるレセプションなども開催されました。多くの参加者にとって忘れられない素晴らしい経験になったのではないかと思います。次回の世界大会は、2年後に、コーオプ教育発祥の地シンシナティ大学で開催される予定です。

2017年6月13日 (火)

沖縄で卒研生と計測実験を行いました(共同研究報告)

|

こんにちは、電気電子工学科の天野です。

センシング技術活用研究室では沖縄県の建設コンサルティング企業 南伸様と3つのテーマで共同研究を行っています。それらに関連して卒研生2名とともに沖縄へ行ってきました。

06615ad077197a8cf77611322069921b300

最初に開始したテーマ(1)について、既に現地で制作・設置されている計測装置からのデータ受信に問題があったため、八王子での予備実験の後、実際に設置された県道沿いの斜面で様々な場所・装置の組み合わせでデータ計測を行いました。幾つかの新規機材も持ち込みました。卒研生の働き(事前の予備実験を含む)により、かなり実用性という面からよい結論を導き出せる見込みが得られました。

テーマ(2)、テーマ(3)についても試作した装置を持参して、今後の進行などの具体的な内容を検討・確認することができました。実験実施の目処がついたので、私以外が据え付け、データ計測できるように実験装置として整えることが急務となりました。

このあたりは今回のように遠隔地での共同研究では特に重要です。自分の管理下で実験を行うのであれば、自分が理解して対処できればOKで、準備は容易です。しかし、他者に実験を委ねるためには、様々なケースを想像しておいて、準備・対処しておかなければなりません。実験の本質的な部分よりも、こちらのほうが難しいかもしれません。こういった過程から学べることも多くあります。

追記:卒研生2名はずいぶんと土産物を買い込んでいました。実験は(主に気温・日照と蚊が)たいへんでしたが、全体としては楽しめていたようで何よりです。

前回と異なり、今回は学生を連れてのことでしたので、まずは無事に帰って来れて一安心しています。

2017年6月 7日 (水)

いよいよ共同研究の実践の時がきました!

|

こんにちは、電気電子工学科の天野です。

いよいよ共同研究の実践の時が来ました。

沖縄ではたくさんの装置が制作され、実際の斜面に設置されました。自分の設計した装置を他の人が作成、設置するというのはわくわくドキドキするものですね。自分の手が直接には届かない離れた地での作業と言うこともあって、なおさらです。

あいにくとデータ受信上の問題も発生しているので、近日中に卒研生と一緒に現地へ行って実験を行う予定です。現在はその準備に注力しています。卒研生も実際に現地に行くと言うことで、たいへん真剣に準備に取り組んでいます。

私自身も学生とは別の実験を行うための準備をしています。関連した別プロジェクトに更にもう一つが立ち上がりつつあるので(合計3つになる)、そちらの試作もそれぞれ行っていて、暑くなってきたこともあって頭の中はやや混乱気味です。

98ccd492b3ba5cdd1916e746aeac2dfa300

Panel2300x169

•共同研究相手の南伸様(沖縄)で多数の装置を制作
  •
近日中に学生とともに現地実験に行くことが決定
•八王子では太陽電池パネルの追加による電源性能評価
•関連別テーマ用の装置を試作、予備実験を実施
•更に別テーマの提案があり、そのための基本的な装置の試作と検証を実施

2017年6月 5日 (月)

調査研究助成金の決定通知

|

こんにちは、電気電子工学科の天野です。

トランスコスモス財団様より調査研究助成金の交付通知をいただきました。

本日はこれに関連し、財団役員の方々に八王子キャンパスまでお越しいただきました。

新たに開始する研究テーマをスタートアップするのに大きな原資となります。よい研究を通じて社会に成果を還元していきたいと思います。

その内容は沖縄の先行するプロジェクトに関連しつつも、別テーマとなります。

詳細は後日、別の記事で紹介する予定です。

本件のきっかけはコーオプ実習での情報交換会でした。いろいろな人と人との縁が重要だ、と改めて思い知らされます。

« 2017年5月 | トップページ | 2017年7月 »