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2017年1月

2017年1月22日 (日)

業界研究会を実施

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電気電子工学科の天野です。

業界研究会(IT)を実施しました。参加した学生は他の研究室の学生を含めて約40名でした。ここでの情報を活用してよい就活準備をしてもらえれば幸いです。

企業側からは卒業生3名を含む49名の方にご来訪いただき、貴重な情報を提供していただきました。雪が舞う悪天候の中、八王子キャンパスまでお越しいただき、ありがとうございました。

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例年、天野直紀研究室では企業1社ずつにご協力いただく形での業界研究会を年に数回実施してきました。詳細にわたってじっくりとご説明いただき、それぞれの業界の特性を学生にしっかりと理解する機会を提供するものでした。

今回は4社合同でという形式で実施しました。これは学生に視野を広げてもらうことを意図したものです。個々の情報の深さは低減しますが、様々な企業の情報を同時に得ることで大きな効果があるものと考えました。

初の試みであったため、開催側の問題として進行上の不手際もありました。参加した皆様にお詫び申し上げるとともに、次回以降の改善点として生かします。

追記:今回は年度的にはメディア学部での最後の卒研生指導(現3年生が原則、最後)としての開催となりました。工学部への移籍後、学年進行的にやってきましたが、遂に最終年度を向けることになるというのは感無量です。

来年度は工学部電気電子工学科の卒研室としての開催を予定しています。主体が変化しますので、どのような必要性があるだろうか(あるいは同じだろうか)と今から考えています。

2017年1月17日 (火)

シンプルかつパワフルな電気自動車とベクトル制御の研究

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電気電子工学科の高木です。

昨年末に国内の自動車メーカから新しいタイプの車が発表されました。エンジンとモータの両方を使っていますが、エンジンはタイヤを廻すのではなく発電に使われます。CO2を出さず環境に優しいと言われながら、電気自動車が普及しないのはバッテリ性能に制限され走行距離が短いためです。この欠点を補うため、エンジンで発電し充電しながら走る方式が取られています。このように、自動車ではエンジンから電気モータへと電動化が着々と進んでいます。

エネルギー応用研究室では、電気自動車の基本となるバッテリ、モータ、インバータと呼ばれる駆動回路の研究をしています。これまでは、バッテリへの充電やインバータ回路の動作解析などに取り組んできました。

自動車電動化の流れを受け、こうした研究対象が自動車ではどんなふうに使われ、どんな実力なのかを調べようと考えました。そこで、カタログで見つけた電気自動車キットを調べてきました。キットを使った走行距離レース、筑波サーキットなどで行われている製品です。

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現物を見て驚いたのは、電気自動車のモータ、駆動回路はとても小型で、写真のように車体後方の一部を占めるだけです。こんなモータで人を乗せて走るの?という感じです。ところが、スイッチを入れてアクセルを廻すと、とてもパワフルに走ります。時速40kmまでは軽くだせるということです。電気自動車は構造がシンプルかつ小型でありながら、とてもパワフルということを実感しました。

研究室ではバッテリ充電を中心に学会発表などをしてきましたが、今後は、電気自動車を意識し、ベクトル制御と呼ばれる最新のモータ駆動の研究に本格的に取り組んでいきます。

2017年1月16日 (月)

共同研究 今年の抱負

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電気電子工学科の天野です。

昨年は共同研究をスタートするための基盤作りを行いました。今年は共同研究の主体部分を進捗させるときです。データを蓄積し、分析と改善を循環させていきます。計測装置の実用性向上も重要な要素となります。

株式会社 南伸の久米様のご尽力により、幾つかの実践的な設置の可能性が浮上してきました。そういった場所でのデータ計測に向けたシステムの改善とデータ収集・処理部分の向上を至急、行う予定です。

近日中に私にとっては初の沖縄訪問も実現しそうです。具体的な社会的ニーズを背景とした研究はやりがいが大きく、この1年はたいへん楽しみです。

•先行実地検証(沖縄設置機器)
  通信装置は幾つかのトラブルを抱えていましたが、おおよそ解決しました
  継続的にデータ通信を維持できています
  •リモートアクセスできるようにしておいたのが大きな効果を発揮しています

•ミーティング
  沖縄より久米様にご来訪いただきミーティングを実施
  •沖縄県内での幾つか実践的な検証の可能性が浮上
  •実用的な機能実現のための情報交換

2017年1月15日 (日)

電気電子工学は世の中の「不可能」を「可能」にする技術です

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電気電子工学科の新海です。

あけましておめでとうございます。

新設工学部電気電子工学科は今年3年目を迎えます。
新しいカリキュラムも無事進行し、各学年の学生実験も始動しました。
学生実験の他、学科共通設備、各研究室の設備も最新でオリジナルのものが整いました。
3年前期の8週間のコーオプ実習もこの4月から始まります。
2年生は準備教育の真っ最中で、実習先の企業も決定しました。
3年後期からは各研究室に配属され、4年生の卒業研究へと繋がります。

研究では、サステイナブル工学はもちろんAI(人工知能)関連も注力しつつあります。

さて、電気電子工学の研究はわかりにくいと思う人も多いようです。

スマートフォン・インターネット・Suica・ロボット・AED・新幹線・電気自動車・LED・液晶・ソーラーパワー・ワイヤレス給電などなど、現代社会のあらゆる便利なものは、電気電子工学技術の塊です。
本当に大事なものは隠れているのです。

私たちの子供や子孫達も、永久に幸せに生きていけるサステイナブル社会の実現を目指して、一緒に電気電子工学にチャレンジしてみませんか?

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