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パワーエレクトロニクスの本の執筆を終え、来年2月の出版を予定しています

| 投稿者: tut_staff

こんにちは、電気電子工学科の高木です。

岩崎通信機(株)さんと1年間に渡り書き続けてきたパワーエレクトロニクスの本の執筆が終わりました。題名は「これでなっとく パワーエレクトロニクス」で来年の2月頃に(株)コロナ社から出版の予定です。

昨年の4月に着任し、3年生後期にパワーエレクトロニクス(以下、パワエレ)の講義を担当することになりました。いくつかの本を読みましたが、なかなか良い内容の本が見つかりませんでした。パワエレ分野で大御所と言われる先生にも相談してみましたが、「いい本が無いんだよね」という答えでした。

良い本がみつからなかったのは、パワエレ回路からモータ駆動への関連付けと、計測方法について書いた本が無かったからです。パワエレの最大応用先はモータ駆動です。エアコンなどの家電製品、鉄道車用、ハイブリッドカーと多くの製品にこの技術が使われています。パワエレは、図に示されるように、基礎となる回路系、応用先のパワー系、両者を制御する制御系が融合した分野です。出版されている多くの本は、黒点線の回路系、あるいはモータと制御を扱った本に分かれています。

そこで、赤点線で示すように回路系と、回路を使ったモータ駆動を関連付けた内容の本を執筆しようと考えました。また、計測については、計測機器メーカの岩崎通信機さんに相談したところ、本の執筆を快諾して下さいました。コロナ社さんに出版をお願いし、昨年の7月末から執筆を進めました。

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着手時には、1ヶ月に1章のペースで進め、約1年で執筆を終える計画を立てました。最初は計画通りのペースで進みましたが、2015年の後期には複数の講義があり、ペースを維持するのが難しくなりました。また、岩通計測さんと執筆分担を決めたり、スタイルを統一したりすることが必要となり、何度も編集会議を開催しました。コロナ社さんの励ましにも支えられ、ほぼ計画通りの7月末に執筆を終えることができました。

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今後は、コロナ社さんを中心に本の編集が進みます。読みやすいレイアウトとなることを期待しています。原稿の見直しや校正作業も残っていますが、とりあえずは、「これでなっとく パワーエレクトロニクス」222ページの執筆が終わりホッとしています。

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