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2016年6月

2016年6月28日 (火)

オープンキャンパス報告-電電虫号デビュー

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こんにちは、電気電子工学科の天野です。

今年度最初のオープンキャンパスが6/19にありました。今回は初の試みとして、実験棟での展示を行いました。電動台車は実験棟に入ってすぐの廊下が広くなっている場所での展示となりました。

Camerazoom20160619141837963

今回は非公式キャラクターである「電電虫」のデビューもしました。電動台車を電電虫号としてみました。電気電子工学科を覚えるきっかけになれば幸いです。

今年度実施中の卒業研究との関連もあって、電電虫二号?の準備も進めています。そちらは小型の移動ロボットになります。今年度中のオープンキャンパスで展示できるペースでないと支障が出そうですので、近日中にはご覧いただけるようになる予定です。

2016年6月 9日 (木)

LED看板製作中

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こんにちは、電気電子工学科の天野です。

まもなくオープンキャンパスがあります。電気電子工学科の卒研室のある建物(研究棟C)は細長い形状をしています。そのため、建物の入り口から電気電子工学科の研究室への誘導のため、テープLEDを使った看板制作に取り組んでいます。

Led01

画像は試作中のもので、矢印の中央に文字もLEDで描きます。更に点滅パターンもセンサーを用いて自動的に変化させる予定です。看板の大きさや仕上がりはぜひ現地でご確認ください。

この看板に用いているLEDやその電源、回路、センサー、マイコンはいずれも電気電子工学科で学ぶ事柄です。

この看板作り自体はもはや日曜大具の様相を呈しています。しかし、それほど簡単にできるところに、電気電子分野の先人の功績があるといえるでしょう。

2016年6月 6日 (月)

BOTの改善と工学部的な意味(Facebook/Messsengerにも対応)

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こんにちは、電気電子工学科の天野です。

ちょっと時間がとれたので、LINE BOTのプログラムを拡充して、Facebook/Messengerへ対応させました。

Facebook

実装上のポイントは対話のプログラム自体をLINE版ボットから抜き出して共通化し、同じデータベースとプログラムを使って返信を生成しているところです。これで、インタフェースはどちらを使っても、対話の内容はいつでも同一にできます。

このためにGoogle Apps ScriptLINEFacebook/Messengerそれぞれのcallbackだけを用意し、callback内部から共通化した返信生成等の処理を呼び出しています。このあたりはいずれ、ソースを整理して公開する予定です。

ところで、BOTは工学部での学び・研究に関係ないのでは?という疑問もありそうです。

センシング分野では、古くはセンサーネットワークとかユビキタス、最近ではIoTやエネルギーハーベスティングといったキーワードで説明されるように、広域でのセンサー利用が実用化されつつあります。そのとき通信網は様々なものを使い分けますが、データを発信する機能は通信網によらず共通で、それはBOTそのものになると言ってよいのではないかと思います。

SNSをセンサーなどの機械、ロボットが使いこなす時代も近いのかもしれません。

2016年6月 3日 (金)

研究の質とスピードを高めるため3種類のシミュレーションを導入しました

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こんにちは、エネルギー応用研究室の高木です。

我々の研究室では、クルマの燃費を改善するモータ制御・エネルギー回生、高温炉からの排熱を再利用する排熱発電、薬液を使わないプラズマ殺菌に取り組んでいます。それぞれ研究テーマで活用するモータ・回路シミュレーション、熱気流解析シミュレーション、プラズマシミュレーションを導入しました。

研究の進め方にはいろんなスタイルがありますが、1つの切り口として、実験を中心に進める方法、解析やシミュレーションを中心に進める方法に大別できます。僕自身も、大学を卒業して13年間はシミュレーションには目もくれず、実験ばかりやっていました。ある時、所属と研究テーマが変わり、シミュレーションをやるように指示を受けました。最初は計算機の前に座るだけで苦痛でしたが次第に調子が出て、10年間後には招待講演を受けて1冊の著書を出せるレベルにまでなりました。

今では、実験を得意にする研究者も、解析やシミュレーションを積極的に活用すべきである。逆に、解析やシミュレーションを得意とする研究者も、自分で手を動かし実験をすべきだという考えを持っています。計算機の性能が向上した今、以前ならスパコンやミニコンでしかできなかった高度計算も、PC上で容易にできるようなっています。これを使わない手はありません。一方で、精度の高いシミュレーションには、実験を通して現象を的確に把握する必要があり、実験から離れてはいけません。

こうした考えにもとづき、エネルギー応用研究室で取り組んでいる研究テーマに対し、モータ・回路、熱気流解析、プラズマの3種類のシミュレータを導入しました。モータ・回路シミュレーションは、パワーエレクトロニクスの分野でもっと多く使われているPSIMと呼ばれるソフトです。太陽電池による発電やモータの電気特性などと、電気電子回路を組合せた計算できます。熱気流解析にはクレイドル社のソフトです。パワーデバイスや排熱発電で使う熱電素子などで、空気の流れを考慮した温度計算ができます。殺菌に使うプラズマ源の特性を計算するのがプラズマシミュレーションで、プラズマ反応のデータベースが豊富なPEGSAS社のソフトを導入しました。

3種類のソフトの導入により、実験とシミュレーションを相互に活用し、研究の質とスピードを高めていきます。

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