LINE BOTによる卒研室紹介の試行
| 固定リンク 投稿者: tut_staff
こんにちは、電気電子工学科の天野です。
私の卒研室では、無駄になること恐れずに試してみる、ということを指導方針としています。教員も率先して、ということで、事前にTrialに申し込んでおいたLINE BOTを試してみることとしました。
ちょうど順次、段階的な移行として兼務しているメディア学部では卒研配属の時期です(今回が最後。次は電気電子工学科での初年度に向けた配属となります)。そこで、その相談をすることのできるボットの実現を目指すことにしました。せっかくなので、できるだけ汎用的に使えるような仕組みとして実現します。
ちょうど2016/04/28付けでwhitelist登録が必須ではなくなったこともあるので、Google Apps Scriptをサーバーにしての実現を試みました。
せっかくGoogle
Apps Scriptを使うので、スプレッドシートに対話のためのデータを用意し、これを読み込んで、人工無能的なアプローチでメッセージを自動生成しています。
上の2次元バーコードを使ったり、LINE上で「天野直紀研究室」を検索するとこのボットと公式ページが出てくると思います。ボットの実現している対話は大したものではありませんが、気軽に試してください。
スプレッドシート上では「ID」「開始日時」「終了日時」「前のID」「判別キーワード」「メッセージ」を会話データベースとして記録してあります。これと過去のアクセス履歴データをプログラムは読み込んで、送られてきたメッセージと直前のやりとりの内容を踏まえて返信内容を決めるようにしました。
これでプログラムを書き換えずに、会話データベースだけ追記すれば、会話の内容を増やせるように構築できました。まだ会話がおかしくなるところもありますが、試行としてはまずまずの状態だと思います。
次はオープンキャンパスに向けて、会話の内容を拡充していこうと考えています。
[技術的な補足]
どういった違いかはっきりと検証していませんが、Google Apps ScriptでWebアプリケーションとして公開するときに、そのURLが
A) https://script.google.com:443/a/macros/ドメイン名/........exec
B) https://script.google.com/maxros/s/....../exec
のように違うことがありました。ずっと(A)のタイプで試行していて、LINE Developers上で登録しても、いくら待っても呼び出されないので困っていました。しかし、一からやり直したときに(B)のタイプになっていて、こちらはすぐ(30分以内?)に呼び出されるようになりました。
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