電動台車(No.2 カーバッテリーの接続)
| 固定リンク 投稿者: tut_staff
こんにちは、電気電子工学科の天野です。
12月3日の記事で紹介した電動台車復活の続報をお届けしようと書きためていたのですが、なかなかの大作になってしまったので連載にしてこれから少しずつ紹介していこうと思います。
まずは、緊急避難的にブースターケーブルで接続されていたバッテリーの接続を、接続端子を購入してやり直しました。写真は無事にバッテリー用スペースに収まった様子です。そこで、ふと気づかされたことがあります。カーバッテリーの寸法や端子形状といった規格は16年前(そのずっと前から)と変わっていないので、こうやって新しいバッテリーを積み込むことができました。
携帯電話やスマートフォンではどうでしょうか? 多くの場合、小型の専用か、それに近い機種でのみ共通のバッテリーを用いています。十年後の機種で同じバッテリーが使える可能性はほとんどないでしょう。一方で乾電池はずっと同じ規格なので、乾電池を使う機器、例えば懐中電灯はいつまでも利用できそうです。サステイナブルの実現には、技術だけではないこういった制度などの問題も大きな関わりがあるのです。
さて、これで電源上は安定的に移動させることが可能になりました。次は制御系の置き換えが必要です。まだまだ続きます。お楽しみに。