電動台車(No.4 ゲームコントローラーでの制御)
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こんにちは、電気電子工学科の天野です。
倉庫から回収した電動台車にはかなり古いPCが搭載されていました。さすがに私が使っていた当時のままではありませんでしたが、おそらく8年ぐらい前のものだと思います。そこで、PCを入れ替えることにしました。まずは手軽にWindowsノートPCかタブレットでの動作を目指すことにしました。
この電動台車のモーター制御装置はプラスマイナス10Vの電圧信号でモーターの回転方向と出力(パワー)を制御するようになっています。このため、最近のOSで動く入出力装置(D/A変換装置)が必要です。写真のUSB接続の入出力装置に既存の回路とを接続するための回路(配線)をしました。配線が考えているとおりかどうかの検証を行うため、あえて直結せずにブレッドボードを挟み込みました。
おそるおそる接続し、簡易的な電圧出力プログラムから出力したところ......電動台車は無事に動きました!実用性以外に、16年前に使った機器を改めて動かすことには「感動」がありました。まだまだ続きます。
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こんにちは、電気電子工学科の天野です。
12月3日の記事で紹介した電動台車復活の続報をお届けしようと書きためていたのですが、なかなかの大作になってしまったので連載にしてこれから少しずつ紹介していこうと思います。
まずは、緊急避難的にブースターケーブルで接続されていたバッテリーの接続を、接続端子を購入してやり直しました。写真は無事にバッテリー用スペースに収まった様子です。そこで、ふと気づかされたことがあります。カーバッテリーの寸法や端子形状といった規格は16年前(そのずっと前から)と変わっていないので、こうやって新しいバッテリーを積み込むことができました。
携帯電話やスマートフォンではどうでしょうか? 多くの場合、小型の専用か、それに近い機種でのみ共通のバッテリーを用いています。十年後の機種で同じバッテリーが使える可能性はほとんどないでしょう。一方で乾電池はずっと同じ規格なので、乾電池を使う機器、例えば懐中電灯はいつまでも利用できそうです。サステイナブルの実現には、技術だけではないこういった制度などの問題も大きな関わりがあるのです。
さて、これで電源上は安定的に移動させることが可能になりました。次は制御系の置き換えが必要です。まだまだ続きます。お楽しみに。
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こんにちは。電気電子工学科の前田です。
受験シーズンも始まった1月26日、東京工科大学に近い神奈川県の高校に出張講義に行って参りました。大学で工学系の勉強をしたいと思っている高校1年生のみなさんに、大学に入ってからどんな勉強をするのかを授業で体験してもらいました。
授業では、スマホやPCなどのデジタル家電などでなくてはならない半導体のお話をしました。昨年のノーベル物理学賞の青色発光ダイオード(青色LED)にも新しい半導体が使われていますが、LEDを見ながら発光の原理も勉強しました。
授業を受けてくれた高校1年生のみなさんが大学に入るのはまだ先ですが、日頃から、デジカメでもLEDディスプレーでもみなさんが身近に接している便利なものについて興味を持つことはとても大切です。多くのみなさんと大学でお会いできるのを楽しみにしています。