企業見学訪問(NTTME)

| 投稿者: tut_staff

こんにちは、電気電子工学科の天野です。

先日、共同研究に関連してNTTME社を見学訪問させていただきました。

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研究室に配属となった3年生5名と共に訪問させていただき、業務に関する詳しいご説明をお聞きし、研究の展望などについてディスカッションさせていただきました。

3年生の多くは就職活動をしている最中で、インターンシップや説明会とは異なる形で企業を見学させていただいたことで大きく視野が開けたものと思います。また卒業研究のテーマ設定や取り組みに関してもより現実感を持って取り組めるようになるのではないでしょうか。

研究面でも企業の実際・ニーズを知ることで、より具体的な可能性を検討となります。幾つかの点で今後の協議につながりそうなところが見えたように思います。

天野研究室(センシング技術活用研究室)では多くの企業と共同研究をしています。これを活かして研究室のメンバーに様々な機会を提供しています。それは研究の進展にも寄与しつつ、研究室メンバーの取り組みや進路にもよい影響を与えられるものと考えています。

 

技術セミナーを実施しました

| 投稿者: tut_staff

こんにちは、電気電子工学科の天野です。

コーオプ実習に関連した技術セミナーをハイブリッド形式で実施しました。

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平日の午前中ということもあってか多くの方はオンライン受講でしたが、4名の方に対面でご参加いただきました。オンライン・対面、いずれもご参加いただいた皆様、ありがとうございます。

工学部・キャリアコーオプセンターではコーオプ実習参加企業向け技術セミナーを毎年、実施しています。今回は私が関わっているリスキリング講座の試行企業にも範囲を広げ、ハイブリッド形式での実施とさせていただきました。

内容は私の取り組んでいる研究「インフラIoT」と共同研究に関連した内容でした。なにかお役に立つところがあったら幸いです。

追記:

冒頭に音声がよくない状態だったようです。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。

 

共同研究の展開2つ

| 投稿者: tut_staff

こんにちは、電気電子工学科の天野です。

センシング技術活用研究室(天野研)では幾つかの共同研究を行っています。その一つにファストリンクテック社との「簡易斜面監視システムの開発」があります。

その研究に関して月刊OPTRONICS10月号に特集記事「光ファイバー給電システムの傾斜地監視実証実験」が掲載されています。

それとは別に現在、天野研で学んでいる留学生のうち一人の研究テーマは光ファイバーに関するものです。先日、来日されていたファストリンクテック社のエンジニアにその研究テーマについて話をさせていただく機会をいただきました。貴重なお時間をありがとうございました。

往々にして研究テーマの設定は風呂敷を広げすぎてしまうことが多いのですが、議論を通じてどのように絞り込むとよいかなど、具体的な示唆をいただくことができました。学生はものすごく緊張していたものと思いますが、具体的に専門家の意見をいただくことができたことで、非常に視野がクリアになったようです。

こういった交流が得られることも共同研究の醍醐味と思います。

 

研究室の様子

| 投稿者: tut_staff

こんにちは、電気電子工学科の天野です。

3年生の研究室配属、2名の研究生の入学と秋になって新たな事柄が続いたので報告します。

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3年生の卒研室配属が完了し、天野研(センシング技術活用研究室)には12名の新メンバーを迎えることになりました。写真は昨年度好評だった?アイスブレイクイベントを今年も実施した様子です。天野研ではこれから文献調査を通じて各自のテーマに関わる内容の理解を進めます。

これとは別に天野研では2名の研究生を新たに迎えました。いずれも来年4月から修士課程入学を予定している留学生が、その前から研究に着手する形になっています。

新たなメンバーと一緒に新たなテーマについて検討するのはたいへんな面もありますが、新たな展開が期待される、ワクワクするときでもあります。

 

十数年ぶりのPC組み立て

| 投稿者: tut_staff

こんにちは、電気電子工学科の天野です。

8冠誕生で話題となっている将棋界ではAI研究のために高性能PCを使うそうです。それと比較できるほど使い込んでいるとは必ずしもいえませんが、私もAI/機械学習を研究に用いています。効率向上のため先日購入したGPUが予定していたPCに入らなかったので(ぎりぎり他のコネクタと干渉してしまった)、更に部品を集めて1台組み立てました。

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振り返って見ると私が大学院生のころはいわゆるPC/AT互換機と呼ばれていた時代でした。輸入品が多いPCパーツは為替の影響を大きく受けていたので、為替やニュースに目を向けるようになったことが思い出されます。教員になってからも最初はいわゆる自作PCを組み立てていたように思いますが、それから自分では長いこと組み立てていませんでした。

十数年ぶりとなる自作PCは最初はたいへんだろうと思っていましたが、思っていたよりも簡単でした。ケースと電源が非常によくなっていましたし、わからないことはネットで調べればすぐにわかります。写真は組み立て途中の様子ですが、わからないことはYoutubeの動画ですぐに確認できました。

一方で消費電力が格段に大きくなっているので、配線の本数や太さはずっと増えていて、その取り回しに苦労しました。このあたりはコンピュータは電気電子技術の集まりだと感じさせるところです。

やっと組み上がったので次はセットアップです。来週には研究に活用できるはずです……。

 

授業参加の作用?

| 投稿者: tut_staff

こんにちは、電気電子工学科の天野です。

私の担当する講義では学生による発言を重視しています。講義の中にいろいろな機会を設けて、学生の説明・意見などを話してもらうことを授業参加と呼んでいます。学生の発言を聞いていると、私が見過ごしていた部分が見えてきたりします。

授業参加はときに板書だったり、プレゼンだったりすることもありますが、主にマイクスタンドのところで話してもらうことが多いです。

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原則、先着5名に発言権があるようにしているので、マイクスタンドから遠い席だと回答したい設問に間に合わないかも知れません。という話をした2回目、この講義では図のように学生が三角形の位置に着席していました。これほど極端に着席位置が偏ったのは初めてのことだったので、おもわず記録をとってしまいました。

この授業参加のスタイルはもうずいぶん前になりますが、ある学生Yさんの存在が大きいです。Yさんの頑張りをいかにして拾うか、それもただの救済ではなくて当人だけでなく、更に他の学生にとっても有益な学習にするかと考えた結果です。そう考えてみると先輩の存在が今でも後輩の学びに大きな影響を及ぼしている、いわば大いなる資産といえますね。

 

卒研室配属に向けた説明会実施と私が大学院進学を決めた理由

| 投稿者: tut_staff

こんにちは、電気電子工学科の天野です。

先日、進路および卒研室配属に関する説明会を3年生対象に実施しました。

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電気電子工学科では3年次後期の冒頭に研究室配属を行っています。配属先の研究室で創成課題、卒業課題I、卒業課題IIを履修することになります。卒業研究(卒業課題)はある意味で学びの集大成ですから、その配属先については大変関心の高いところです。

昨今では就職活動の実体的な時期も早期化しているので、進路についての説明も行いました。

今回、私は大学院についての説明も担当しました。今回はいつもはあまり話していなかった、自分がなぜ大学院進学を選んだかという話をしてみました。あるワークステーションの講習会に参加したときに知りあったある社会人エンジニアの方から、修士課程の意味や意義を教えていただいたことがきっかけでした。30年以上前の話になりますが、その方との会話がなければこうして大学教員にもなっていなかった可能性が高いです。そう考えてみるとものすごく重要なご縁だったなと改めて振り返る機会になりました。

 

実践工学プロジェクト演習の試み(AIチャットの使い方)

| 投稿者: tut_staff

こんにちは、電気電子工学科の天野です。

工学部では実践工学プロジェクト演習という新たな科目の導入を計画していて、その試行をこの夏に行いました。私は「AIチャットの使い方ー基礎~マイコンIoTまでー」を行ってみました。

参加人数は少なくて少し寂しかったのですが、逆に個々の学生と対話的に進められたのはかえってよかったかもしれません。

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AIチャットの技術的な背景やAIチャットの使い方を経て、IoTとの組み合わせまでを短時間で説明しました。IoTとAIの組み合わせのデモンストレーションとして行列計測→AIチャットでお勧めという流れで実現してみました。行列は実験が難しいので、写真のようにレゴで用意しました。センサーにはToF距離センサーを用いています。

実はシステムはオープンキャンパス用に作成したQRスタンプラリーとかなり共通になっています。スタンプラリーでは各部屋に設置した混雑センサーから次に見学する研究室をお勧めしていましたが、ここでは行列の長さと昨日は何を食べたかという情報からお店をおすすめしています。

このシステムではデータ分析部分をソフトウェア作成していません。計測データからプロンプトを生成し、AIチャットに文章で問い合わせた結果を示しています。

受講した皆さんにはセンサーを使ったシステムの可用性がぐっと高まるので、センサーとAIの組み合わせはとても相性がよいことを体験してもらえたのではないかと思います。

 

出張授業に行ってきました

| 投稿者: tut_staff

こんにちは、電気電子工学科の天野です。

先日、高校での出張授業に行ってきました。ご協力いただいた皆様ありがとうございました。

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私の主要な研究テーマは多数の社会インフラに対するIoT技術を用いた検査・モニタリングといった分野です。出張授業ではデモンストレーションするようにしていますが、電柱を教室に立てるわけにはいかないので、その代わりに研究で用いた技術を転用した手品ネタを用意しています。

この手品はIoT技術によるもので正答率は100%というわけにはいきません。現場で失敗する可能性もあります。条件設定や操作を誤ることもありえます。なのでこのデモンストレーション時には内心ハラハラしていますが、無事に成功しました。右の写真は成功して安堵しているときの様子と思います。

出張授業を担当すると事前準備で研究の整理がつきますし、話してみることでいろいろと見えてくることもあります。高校生からの質問・相談からはどういったことが関心事なのか、わからないのかといったことも知ることができます。アウトプットすることはやはり重要ですね。

人生2度目のバケット車搭乗

| 投稿者: tut_staff

こんにちは、電気電子工学科の天野です。

先日、産学共同研究に関連して屋外で実験を行いました。実験にご協力いただいた皆様ありがとうございました。そこで人生2度目のバケット車に乗ることができました。

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持参したケーブルの長さが足りなかったという私の準備不足でしかないのですが、バケットからデータ取得操作をしていました。2度目ということで、それなりに落ち着いていられたように思います。写真は同行していただいた方と談笑していたところのようです。1度目は不安も大きかったように記憶しているので、何事も経験しておくことは大切ですね。

なかなかバケット車に乗って作業することは普段はできませんが、共同研究ならではの体験でした。

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